「節約しているのにお金が貯まらない」「子供の進学や老後のことが心配だ」など、お金に関する悩みを抱えている方は少なくありません。家計改善のためにいろいろな策を講じているのになかなかうまくいかないのはなぜでしょうか。
この記事では、家計見直しのポイントを紹介し、家庭環境さらに職場環境にまでメリットが及ぶことを解説します。
家計見直しとは？
家計見直しとは、すべての支出を洗い出して調整することです。支出には家賃、光熱費、通信費などの固定費と、食費、交際費、医療費などの変動費があります。普段から家計簿をつけている方は支出の全体像を把握できているかもしれません。
家計見直しの目標は、不必要な支出を減らして少しでも貯金できるようにすることです。
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2021年に発表した調査によると、30代、40代で貯金額が0円だと答えた方が16.7％、50万円以下と答えた方が23.8％でした。そして66％の方が現在の貯蓄状況に不安を感じていることが分かりました。
新型コロナウイルスの影響で収入の増加が見込めないという方も多く、貯蓄状況を改善するためには、家計見直しが必要不可欠だと言わざるを得ません。
ただし、がむしゃらに節約をするだけではいけません。効果的な家計見直しは、優先順位をつけることがポイントです。
家計見直しは「固定費」から！
家計見直しでまず注目すべきなのは「固定費」です。固定費は毎月発生する一定額の支出ですが、場合によっては節約することが可能です。
例えば住宅費なら、賃貸住宅に住んでいる場合は家賃の安い家に引っ越すことを考えることができます。家賃が1万円安くなれば年間12万円、2万円安くなれば年間24万円の節約になります。
もちろん敷金・礼金や引っ越し費用、通勤などの交通費のことも考えなければなりません。
持ち家で住宅ローンを払っている場合は、住宅ローンの借り換えで節約できる場合があります。
通信費の見直しも効果的な節約方法です。料金プランの変更、インターネット代金とまとめたり家族みんなで同じキャリアを使ったりして割引を受けるなど、少し工夫するだけで毎月数千から数万円の節約が可能です。
他にも保険料、車の維持費など、今の生活に本当に必要なのかを見直すことで、節約できる固定費があることに気づくものです。
「ポイントを押さえた家計見直しは家庭環境を改善させる！
家計見直しはポイントをしっかりと押さえることが重要です。ポイントを間違えて節約をしようとすると、家庭環境に害を与える場合があります。
恒例の家族旅行を延期する、食費を切り詰める、交通費を浮かすために歩くなど、我慢を必要とする節約には長期的な効果が望めません。その時は「○○円の節約ができた！」と喜ぶかもしれませんが、無理をしているため長続きしない、または家族の誰かが不満を抱くようになるかもしれません。
また、夫婦で協力しながら家計見直しを行うことも大切なポイントです。家計状況を共有することで将来への不安は薄らぎますし、「自分だけ頑張って節約しているのに…」といったパートナーへの不信感も抱くことがなくなるでしょう。
家計見直しと職場環境改善のつながりについて
あまり関係がないように見えるかもしれませんが、家計見直しは職場環境改善にもつながります。
なぜかというと、家庭が安らぎの場所となることで、リフレッシュした状態で仕事が行えるようになるからです。残念ながら帰宅拒否症になるほど家庭環境が悪化しているケースもあり、職場環境にも悪影響を与えてしまうことがあります。
家計見直しの他にも、家事の分担、住宅ローン、年金についてなど、家庭環境に影響を与えるテーマは数多くあり、職場環境の改善に関わる事柄として可能な範囲でサポートしようとする企業も増えています。
個人向けから法人向けまで！スキルアップのことならラリマー人材育成へ
「一生懸命頑張っているのに家計状況が改善しない」とあきらめかけている方もいるかもしれません。家計見直しは現在の状況を把握して、気づくことが大切です。
ラリマースキルアップサロンは「気づき」の研修に定評があり、家計見直しに関しても大切なポイントをステップごとに詳しく解説いたします。
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