イクボスって何?部下に信頼される上司を目指して。

イクボスとは?

最近よく聞くようになった「イクボス」という言葉。
ざっくり説明すると、イクボスとは、部下・組織・社会を育て、自らも仕事と仕事以外の時間で、自分育てができるボスのこと!
部下の子育てや育休取得のみを促す上司といった幅の狭いイメージが先行していますが、上司自身のワークライフバランスが保てていなければ、この定義は成り立ちません。

イクボスに必要なこととは?

イクボスに必要なのはチームをマネジメントしていく力です。
「仕事の効率化」と「部下の働き方改革(ここではワークライフバランス)」は、ニワトリが先かタマゴが先かという議論と同じで、車の両輪のようなものです。
どちらが欠けても上手くいきません。
率先して、組織の仕事の効率化に取り組み、部下の働き方改革をマネジメントしましょう。
そして、家族と協力しながら自分のライフを楽しむことが大切です。

女性の多くは出世を望まない?

現在、平均結婚年齢は女性29歳・男性31歳と、年々上がってきています。
母の年齢別出生率は20代は減少しており、30代、とくに35~39歳で出産する女性が大幅に増加しています。
30歳から39歳という年齢を職場で考えると、組織においてはどういう存在でしょう。
仕事も一通り任せられる、後輩の面倒も見て、プレイングマネージャーとして期待される・・・。
まさに一番活躍できる年齢です。
しかし、管理職を希望する女性は決して多くはありません。
その一番の理由は「家庭と仕事の両立が困難だから」だと言われています。
逆に言えば、家庭と仕事の両立ができると女性が感じたならば、管理職を希望する人も増えるのではないでしょうか。

部下に信頼されるイクボスを目指して

部下が仕事と家庭を両立させるためにマネジメントを行うことはとても重要ですが、部下のために自身が犠牲になってその姿を見せてしまっては、後が続きません。
ワークもライフもどちらかの比重が重くなってしまうのではなく、趣味や介護、それ以外の要因を常々インプットしていくことで新たな視点が生まれ、自身のスキル向上にもつながります。
マネジメント方法を変え、自らと部下、そして会社、社会を変えていくきっかけを作りましょう。